【裁量労働制】健康確保措置強化の全面削除へ！「過労死対策は？」
加藤厚生労働相は5日の参議院予算委員会で、裁量労働制の削除を受け、健康確保措置の強化も「全面削除し、実態を把握した上で議論していく」と発言しました。
健康上確保措置は「勤続3年以上」「労働時間が一定量を超えないようにするための措置」「有給休暇の付与」など企業に対する義務を盛り込む内容でした。
不適切データを要因とする裁量労働制の削除が、健康確保措置に波及することはおかしいと言え、ネット上では裁量労働制との抱き合わせ商法だと指摘する意見も散見されました。
「現行の裁量労働制の健康確保措置も全面削除する」政府は働く人の命や健康に関心がないことが判明 | BUZZAP！（バザップ！）
削られた
— つしまようへい (@yohei_tsushima) 2018年3月6日
１）勤続３年以上の経験要件
２）出退勤の自由を認めることの明確化
３）健康確保措置（以下の４つから１つ以上選択）
・インターバルの確保
・労働時間を一定量におさえる措置
・有給休暇の付与
・健康診断の実施
４）労基署が違反企業に指導できる根拠の明確化
https://t.co/SWScUEDL9j
気になっていた健康確保措置の部分。見送りですか。首相、裁量労働削除を表明 今国会は断念へ 参院予算委：朝日新聞デジタル https://t.co/wf5CwJ5Bch
— 澤路 毅彦 (@sawaji1965) 2018年3月1日
野村不動産で裁量労働制の人が過労自殺したのに…。なんで後回しなんだよ。
— AEQUITAS /エキタス (@aequitas1500) 2018年3月5日
加藤厚生労働相「労働者保護のための健康確保措置など規制を強化する内容も「全面削除し、実態を把握した上で議論していく」
労働者の健康確保策も削除 働き方法案、参院予算委で厚労相 https://t.co/MCdJQLJWjC
高度プロは、分かりやい労働法破壊。あらゆる労働時間規制を全て適用除外。残業代だけでなく休憩休日も全て。正に働かせ放題。健康確保措置も形だけで、適用された者には裁量労働制よりはるかに有害。
— 嶋﨑量（弁護士） (@shima_chikara) 2018年3月2日
当面高年収者だけなので他人事の人へ。政府は小さく産んで大きく育てるつもりだよ～。
高度プロは、対象が限定されるとか健康確保措置がとられているかどうか以前に、導入の必要性が無いことをしっかり追及すべき。そもそも、長時間労働のブレーキである労働時間規制を緩和する制度を導入する必要などない。
— 嶋﨑量（弁護士） (@shima_chikara) 2018年3月5日
政府がそこを誤魔化そう企んで喧伝するのが成果型賃金導入のデマゴギー。
「裁量労働制の健康確保措置を強化する」→なぜか裁量労働制拡大の削除と一緒に消滅
— 裁量労働制ユニオン@無料労働相談 (@SairyoUnion) 2018年3月3日
「違法な裁量労働制があれば野村不動産のように監督指導している」→実は過労自死があり、遺族が声を上げたから違法が発覚しただけ
ほんとに政府は裁量労働制の乱用対策や過労死対策をするつもりないよな…。
裁量労働制の件だけど「対象業務の拡大」は今国会では見送るべきだが、一緒に提案されている「健康確保措置の充実等」と「対象者の明確化」については取り組むべきではないか（十分だとはいえないが）。この点、メディアはちゃんと取り上げるべき。まあ、あくまでセットという飴玉なのだろうが。
— 常見陽平 (@yoheitsunemi) 2018年2月23日
