【朗報】裁量労働制、今国家での成立断念
安倍総理は審議中の裁量労働制の今国会での成立を断念しました。
安倍総理は28日深夜総理官邸にて加藤厚生労働大臣らと会談し、今国会への提出を予定していた働き方改革関連法案から裁量労働制の適用拡大に関連する項目を全面削除するよう指示しました。
裁量労働制範囲拡大推進の根拠となった実態調査において不適切なデータが多数発覚したため、関連項目の削除を行わなければ、法案の早期成立に国民の理解が得られないという判断の下での削除となりました。
首相は「きっちり実態把握をしない限り、政府全体として前に進めない」と述べ、再調査の実施を検討する考えを示しました。
※データの不備もそうですが、すでに存在しないと答えていたデータが存在していたなど不自然な点が多いため、信頼性を確保したうえでの再調査をするのかどうかが注目すべきポイントだと言えます。
裁量労働「調査不適切」 厚労省謝罪 条件違うデータ比較:ニュース:全国経済:qBiz 西日本新聞経済電子版 | 九州の経済情報サイト
政府・与党による予算案の衆院採決強行に強く抗議します。6野党が要求した裁量労働制の再調査、「働き方改革」法案断念、佐川氏らの喚問は、どの世論調査でも国民の6割~8割の声。それへの「ゼロ回答」は国民多数の声をまったく顧みない姿勢を示しています。参院でさらに野党共闘を強め頑張ります!
— 志位和夫 (@shiikazuo) 2018年2月28日
裁量労働制を切り離し、今国会見送りの情報が。
— 小池晃 (@koike_akira) 2018年2月28日
しかし問題はこれだけではない。高度プロフェッショナル=残業代ゼロも、過労死合法化の残業時間上限100時間も大問題。
裁量労働制の対象拡大も、先送りではなく撤回させなければ。
政府は「働かせ方改革」法案全体の提出を断念せよ!
俺もブラック職場にいて鬱鬱だった時は、政治なんて全然興味なかったな。
— モリリン a.k.a こんな人たち (@moririn_main) 2018年2月28日
ていうか生活がしんどくて、政治に興味を持てるほどの精神的ゆとりが無かったのかもしれん。
裁量労働制って、長時間労働&賃金抑制で、労働者に政治への関心を持たせる余裕をなくすのも、実は少し狙ってたりして。
もしこのまま裁量労働制の拡大を阻止出来たとしても安心してはいけないし、してはならない。それは、余りにも酷い提案を目の当たりにして感覚が麻痺している証拠。「高プロ」や「過労死ライン合法化」といった強敵は尚も健在であり、裁量労働制自体も廃止に追い込まなければならない。闘いはこれから。
— 不確定性異星人 (@Beriozka1917) 2018年2月28日